素材別お取り扱いについて

フェイクレザー(人工皮革/合成皮革)

見た目・風合いともに天然皮革に似せて作られた素材で、「表革タイプ」と「起毛革タイプ」のものがあります。
人工皮革・合成皮革製品のウィークポイント
・表革タイプはポリウレタン樹脂がコーティングされているものが多く、年月が経つと劣化し、表面がはがれたりベトつくことがあります。これはコーティング素材の性質上止むを得ないものです。
・起毛革タイプはケバが他のものに付着しやすく、取れにくい性質があります。これは色落ちではなくブラッシングなどで取れることがあります。

着用中に気をつけること
・熱に弱く、火のそばにおくと、軟化または変形することがありますのでご注意ください。
・汚れの目立つ部分は、消しゴムのクリーナーで軽く擦るか、水や中性洗剤を薄めて絞った布で拭き取ってください。
・他の衣料やバッグなどとの摩擦は、表革タイプの表面コーティングのはがれや、起毛革タイプのケバ抜け等の原因になりますのでご注意ください。

クリーニング・アイロンについて
・素材や加工によってお取扱い方法が異なりますので、必ず製品の「取扱い絵表示」等をご確認ください。

保管方法
・ドライクリーニング溶剤残留防止のため、クリーニング店から受け取ったあとは、必ずビニール袋から出して風通しのよいところ
(日陰)に2~3日干してください。保管時には、市販の布製(不織布)カバーを掛けましょう。(ほこりよけになります。)
・温度や湿度が高い場所や、通気性のない状態での保管は劣化を早めますのでお避けください。
・コーティング製品は、ビニール加工品や他の素材との接触保管によりコーティングがはがれたり、色がつくことがありますので密着して保管することは避けてください。

フェイクファー(人工毛皮)

フェイクファーとは見た目・風合いともに天然のリアルファーに似せて作られたものです。軽くて、保温性に優れ、虫やカビの害を受けにくいなど、天然のリアルファーよりお手入れが簡単です。

着用中に気をつけること
・毛皮は摩擦に弱く、その部分だけ毛が傷みます。ご注意ください。
・熱に触れると毛先がチリチリになります。暖房器やタバコの火には注意しましょう。
・化粧品や香水等を直接付けると、においが残り、ツヤをなくしたり、シミや黄変の原因になります。

お手入れ方法
・外から帰ったら、軽くたたいてほこりを落としてください。
・汚れの目立つ部分は、硬く絞ったタオルで拭きましょう。
・ブラッシングは、静電気で毛を痛めないよう、帯電防止用ブラシなどをお使いください。(ヘアブラシを毛皮用に使用してもOK)
・毛グセがついた時は、軽く霧を吹いて、ブラッシングをした後に自然に乾かしてください。

雨などに濡れてしまったら
・乾いた布で水分を拭き取り、風通しの良い室内で陰干ししてください。
・熱に弱いため、アイロンやドライヤーのご使用はお避けください。

クリーニングについて
・フェイクファーは、素材や加工によって取扱い方法が異なりますので、必ず製品の「取扱い絵表示」等をご確認ください。
・クリーニング後のビニール袋は取り、市販の布製(不織布)カバーを掛けましょう。(ほこりよけになります。)
・通気性のないビニール袋をかけたままににしておくと、湿気やカビの原因となります。

保管方法
・保管時には、変色や縮れの原因となる直射日光を避け、ほこりよけの為にカバー等を掛けて、ゆったりと収納しましょう。
 ※特に白や淡い色の場合は気を付けましょう。
・防虫剤は2種類以上を同時に使用しないでください。また、毛皮に直接触れないようにしてください。

顔料染め

他にない自然な風合いと色合いを出すために「染料」や「顔料」を使い色を染めています。
一般的に、衣料品に多く使われる「染料」は繊維の中にしみ込みますが、「顔料」は繊維の表面に固着させているだけです。
そのため、色落ちしやすく、何度洗濯しても色落ちが止まることはありません。

着用中に気をつけること
(摩擦による色移りに注意!)
・着用中に、他の衣料やバッグ、椅子などとすれることで色が移ることがあります。
 淡色・白の製品と組み合わせる場合には特にご注意ください。
(水や汗に注意!)
・汗をかいたり、雨にぬれた時など水分を含んだ状態で放置すると色移りの原因になります。

クリーニング・アイロンについて
・素材や加工によってお取扱い方法が異なりますので、必ず製品の「取扱い絵表示」をご確認いただき、クリーニング店に依頼するときは、必ず「顔料染め」製品であることをお伝えください。

インディゴ染め製品

他にない自然な風合いと色合いを出すために「インディゴ染料」を使い色を染めています。
なかでもジーンズで使用される藍染めで使う染料は、色落ちしやすい性質があります。
最初は色落ちしますが、くり返し洗濯していくとだんだん色落ちは落ち着いてきます。
ご購入されたら一度洗濯してから着用することをおすすめします。

着用中に気をつけること
(摩擦による色移りに注意!)
・着用中に、他の衣料やバッグ、椅子などとすれることで色が移ることがあります。
 淡色・白の製品と組み合わせる場合には特にご注意ください。
(水や汗に注意!)
・汗をかいたり、雨にぬれた時など水分を含んだ状態で放置すると色移りの原因になります。

クリーニング・アイロンについて
・素材や加工によってお取扱い方法が異なりますので、必ず製品の「取扱い絵表示」をご確認いただき、クリーニング店に依頼するときは、必ず「顔料染め」製品であることをお伝えください。